水道の水源は、川の水、ダムにためた水、地下水と大きく三つに分けられます。
それらの水を安心して飲める水にするために浄水場へ運びます。
企業団では、筑後川の水を利用しています。筑後川の水がすくなくなった時には福岡県の甘木市にある、江川ダム、寺内ダムとみやき町にある筑後大ぜきにためた水を利用します。
浄水場では、まず水の中の小さなゴミや砂を薬の働きで沈みやすいかたまりにします。
そして、水の中の沈みやすくなったゴミや砂は沈でん池で取りのぞかれます。
また、高度浄水処理施設で、カビの臭いなどを取りのぞきます。
企業団では、粉末活性炭を利用しカビの臭いなどを取りのぞいています。
次に、ろ過池ではもっと細かいゴミやバイキンを取りのぞくため、しきつめられた砂に水を通します。
さらに、塩素という薬品で消毒してきれいにします。
また、他にも様々な施設を使い、水道の水の安全を検査し、いつでも安心して使えるように多くの人々が日夜かつやくしています。
そして、配水池にたくわえられた水道の水は、道路の下にあみの目のようにはりめぐらされた配水管を通って私たちの家や学校に送られてくるのです。
大地しんなどの災害、日でりつづきで水道の水が足りなくなったりすると、水の大切さ、ありがたさがよくわかりますね。
水道の水を大切に使うようにこころがけましょう。
水道の話シリーズ.36 「水道さんありがとう」 パンフレットより